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【AIでできる小技集vol.4】社内コミュニケーションをラクにする議事録&通知文のAI活用術

2026.05.12

AI活用

社内コミュニケーション

議事録

個人事業主

起業家

読了時間目安

5分

日々の業務ですぐに活用できる「AIでできる小技集」シリーズ第4弾。
今回は、「社内コミュニケーションをラクにする議事録&通知文のAI活用術」をテーマにお届けします。

会議メモからの議事録・アクションリスト作成、チャットツールやメール向けの社内通知文のたたき台づくりなど、「整える・まとめる」仕事をAIに任せる具体的な方法を紹介します。

社内コミュニケーションがAIと相性の良い理由

社内コミュニケーションがAIと相性の良い理由

社内コミュニケーションに関わる仕事の多くは、「ゼロから企画する」よりも「既にある情報を整理して、伝わる形にまとめる」作業が中心です。

生成AIは、大量のテキストから要点を抜き出したり、形式を整えたりするのが得意です。そのため、会議メモを読みやすい議事録に整える、決まった内容をチームに伝えるためのお知らせ文にするなど「内容は決まっているが、文章にするのが手間」といった部分と非常に相性が良いです。

この“まとめ作業”だけでもAIに任せられると、チームの時間や気力に余裕が生まれます。

まず決めるべき「AIに任せる仕事/任せない仕事」

まず決めるべき「AIに任せる仕事/任せない仕事」

AI活用を始めるときに大事なのは、「何でもAIに任せる」のではなく、任せる仕事と任せない仕事をあらかじめ線引きしておくことです。

AIに任せやすい仕事:事実の整理やフォーマットづくり
・会議メモからの要約、議事録のドラフト
・決定事項・保留事項・ToDoのリスト化
・社内通知文・お知らせ文のたたき台作成

AIに任せない仕事:情報漏えいの危険があるもの
・給与・評価・異動など、感情が絡む人事案件の通達文
・機密度の高い経営方針、M&A、価格戦略などの詳細
・個人情報や具体的な金額・契約内容を含む情報

情報漏えいを防ぎながらAI活用をしたい場合、次のような基本ルールを決めておきましょう。

・実名・具体的な金額・社外秘プロジェクト名は伏せ字やイニシャルにする
・社外サービスを使うときは、規約上NGな情報(個人情報など)を入れない
・重要な内容は、必ず人が確認する

議事録要約とアクションリストをAIで作る基本ステップ

議事録要約とアクションリストをAIで作る基本ステップ

文字起こしデータや会議メモをそのままAIに読ませることもできますが、AIに伝える前に次のように軽く整理しておくと、精度が上がりやすくなります。

AIに伝える前の整理ポイント
・議題ごとに行を分けて、メモをざっくり整理しておく
・発言者名は削り、「箇条書きメモ」にしておく
・雑談や脱線部分は可能な範囲で削る

このように整理したうえで、AIに内容を伝え、「何を欲しいか」「どんな形式で出してほしいか」も具体的に伝えます。

例1)会議全体の要約+決定事項・アクションの整理
「次の会議メモを、要点を3〜5行で要約してください。
そのうえで、
①決まったこと ②保留事項 ③次回までのアクション(担当者と期限つき)
に分けて箇条書きで整理してください。」

このように、「要約+構造化」を一度にお願いすると、そのまま議事録として共有しやすい形で返ってきます。

例2)担当者別のToDoリストを作る
「以下の会議メモから、担当者別のToDoリストを作成してください。
各ToDoには「担当者名/タスク内容/期限」を入れ、担当者ごとにまとめてください。不明な場合は『未定』と表記してください。」

担当者別のリストがあれば、そのままタスク管理ツールに転記でき、会議後のフォローを行いやすくなります。

社内通知文・お知らせ文をAIで半自動生成する

社内通知文・お知らせ文をAIで半自動生成する

会議で決まった内容をチーム全体に伝えるとき、文面にするのが案外手間になります。こうした社内通知文は、まず人が「伝えたいことの箇条書き」だけ作り、その内容をAIに伝えて文章化してもらうと効率的です。

伝えたいことの箇条書き:押さえておきたいポイント
・要点:何が決まったのか/何を知らせたいのか
・対象者:誰に向けたお知らせか
・期日:いつから・いつまで・いつまでに何をしてほしいか
・注意事項:守ってほしい点や補足情報

次に、AIへの指示文(プロンプト)の例を紹介します。

例1)チャットツール用のお知らせ文
「以下の箇条書きの内容をもとに、チャットツール用の社内お知らせ文(です/ます調)を作成してください。
最初の1〜2行で要点が分かるようにしてください。
【内容】
・要点:
・対象者:
・期日:
・注意事項:」

例2)メール用のお知らせ文
「以下の箇条書きの内容をもとに、メール用の社内お知らせ文(です/ます調)を作成してください。
件名案を3つ提案してください。
ビジネスメールとして失礼のない敬体の文面にしてください。
【内容】
・要点:
・対象者:
・期日:
・注意事項:」

このように同じ箇条書きから、複数の媒体向けに一気に作ることができます。

AI任せにしすぎないためのチェックポイント

AI任せにしすぎないためのチェックポイント

AIが作った文章は、最後は必ず人が確認しましょう。次のポイントを押さえておくと安心です。

・日時・場所・金額・期日など、事実関係に誤りがないか
・トーンが社内の雰囲気に合っているか(堅すぎないか/くだけすぎていないか)
・「言い切っていないこと」や「約束していないこと」を勝手に書いていないか
・通知すべき部署やメンバーが漏れていないか

AIは、時に「事実のように見えて、事実ではない文章」を自信ありげに書くことがあります。数字や固有名詞、権利・義務に関わる表現(保証します。など)は、資料と照らし合わせてチェックする習慣をつけておきましょう。

チームで使いやすくするための“ひな形づくり”

チームで使いやすくするための“ひな形づくり”

チームで運用するには、「よく使うプロンプト」をひな形として1枚のシートにまとめておくのがおすすめです。

たとえば、次の3種類をベースにテンプレートを作ります。
・議事録用プロンプト
・アクションリスト用プロンプト
・社内通知文用プロンプト

さらに、会議タイプごとにパターンを用意すると使い分けやすくなります。

同じシート内に、AI利用時のルールもメモしておきましょう。
・実名や具体額は原則イニシャルや目安表現に置き換える
・重要な通達文は、必ず上長や発信者本人が最終確認する
・出力文章の事実関係は、元のメモや資料と照合する

こうしたルールを可視化することで、「誰が使っても一定の品質を保てる」状態に近づけられます。

導入ステップ

導入ステップ

step1)まずは、AI要約を試してみる
いつもどおり会議メモを取り、議題ごとに整理してAIに要約とアクションリストの作成を依頼します。

step2)AIの要約とアクションリストを人がチェックする
内容に抜け・誤りがないか、トーンが社内文化に合っているかなどをチェックします。気になる点は修正しましょう。

step3)フィードバックをもとにAIへの指示文を調整する
「決定事項が十分に整理されていない」「ToDoが細かすぎる」などのフィードバックを整理し、AIへの指示文を調整します。

step4)うまくいった型をテンプレート化する
テンプレート化ができたら、次回以降はそこから使い始めます。

このサイクルを2〜3回まわすと、自社の会議スタイルに合った“型”が見えてきます。

まとめ|まずは試して、無理なく定着させる

まとめ|まずは試して、無理なく定着させる

社内コミュニケーションの多くは「情報を整理し、分かりやすく伝える」仕事です。この“整える・まとめる”部分をAIに任せれば、議事録や通知文にかけていた時間を減らしつつ、抜け漏れの少ない共有もしやすくなります。

まずは次の会議で、今回紹介したAIへの指示文やチェックポイントを使って議事録を作成してみてください。自社に合ったAI活用スタイルを育てる一歩になるはずです。



■AIでできる小技集シリーズ

【vol.1】売上データの整理・分析をAIにおまかせ!集計・ランキング・トレンド可視化の基本ワザ

【vol.2】AI×チャットでお問い合わせ対応を半自動化!今日から使えるFAQ&返信用テンプレート術

【vol.3】AI×Googleスプレッドシートで営業リストを半自動化

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