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2026.09.04
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様々な会社のリーダーや創業者の半生を追いかけて心躍らせる「創業者オタク すずきすい氏」に、多様な創業者たちの名言を紹介いただきました。今回は、ユニ・チャーム創業者・高原慶一朗氏の言葉として広く紹介されている一節をご紹介します。


高原慶一朗氏は、生活用品メーカー・ユニ・チャームの創業者として知られています。1931年に愛媛県で生まれ、大学卒業後に製紙会社などでの勤務を経て、1961年に大成化工株式会社を設立しました。
意外にも、創業当初の事業は、現在のユニ・チャームを代表する紙おむつや生理用品ではなく、建材の製造・販売でした。しかし高原氏は、創業からわずか2年後の1963年、生理用ナプキンの製造・販売という新たな分野へ進出します。その後もベビー用紙おむつや大人用紙おむつ、ペットケアなどへ事業領域を広げ、生活者のニーズに応える製品を生み出していきました。
1981年には、ベビー用紙おむつ「ムーニー」を発売。当時、強力な競合が存在する市場への挑戦でしたが、高原氏は新しい発想を取り入れた商品開発を後押ししたとされています。
一方で、1983年には創業以来続けてきた建材部門を別会社へ営業譲渡。その後も事業の選択と集中を進め、やがて祖業である建材事業を含む複数の事業を手放しながら、不織布・吸収体関連の分野へ経営資源を集中させていきました。
新しい可能性へ踏み出す一方で、過去に築いた事業にも固執しない。今回紹介する言葉は、そんな高原氏とユニ・チャームの歩みとも重なる一節として広く紹介されています。

成功すると、私たちはつい「この方法ならうまくいく」と考え、そのやり方を守りたくなります。しかし高原慶一朗氏の言葉は、成功した経験そのものが、次の挑戦を妨げることもあると教えてくれているように感じられます。
社会も、人々の暮らしも、求められる価値も変化していきます。昨日までの正解が、明日も正解であるとは限りません。だからこそ、過去の成功体験に固執するのではなく、時にはそれを手放し、新しい可能性へ踏み出す勇気が必要になります。
大切なのは、ただ新しいことを始めるだけではなく、変化の中で「何を続け、何を手放すのか」を選び続けることなのかもしれません。この言葉は、高原慶一朗氏の「成功に安住せず、自ら変わり続ける」という姿勢を象徴していると言えるでしょう。
一度うまくいった経験は、自信を与えてくれます。しかし、その成功体験にとらわれすぎると、新しい可能性が見えなくなってしまうこともあります。
この言葉から学べることは、次の三つではないでしょうか。
① 過去の成功を絶対的な正解にしない
かつての成功法則が、これからも通用するとは限りません。
② 変化を恐れず、新しい可能性へ踏み出す
環境が変われば、自分自身も変わっていくことが大切です。
③ 手放すことも挑戦のひとつ
新しいものを始めるためには、これまで大切にしてきたものを手放す決断が必要なときもあります。
成功したからこそ、次へ進む。過去の成功にとどまるのではなく、それさえも次の挑戦への足場に変えていく。その勇気が、新しい成功を生み出す一歩になるのかもしれません。
言葉の力を纏って、さらなる挑戦へ。
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