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2026.04.16
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様々な会社のリーダーや創業者の半生を追いかけて心躍らせる「創業者オタク すずきすい氏」に、多様な創業者たちの名言を紹介いただきました。今回は、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝氏の言葉として広く紹介されている一節をご紹介します。


竹鶴政孝氏は、日本のウイスキーづくりの礎を築いた人物として知られています。1894年、広島県竹原市に生まれ、酒造業を営む家に育ちました。幼い頃から酒づくりの文化に触れて育ったとされています。
1918年、竹鶴氏は本格的なウイスキー製造技術を学ぶため、スコットランドへ留学しました。当時、日本にはまだ本格的なウイスキーづくりの技術がほとんどなく、本場の蒸溜所で製造工程を学びながら経験を積んだと語られています。
帰国後は寿屋(後のサントリー)でウイスキーづくりに関わり、1924年に大阪府島本町で竣工された山崎蒸溜所の立ち上げにも携わりました。その後、1934年に独立して大日本果汁株式会社を設立します。これが後のニッカウヰスキーです。
蒸溜所の建設地として選ばれたのは北海道・余市でした。冷涼な気候や自然環境がスコットランドに似ていると考えられたため、この地が選ばれたとされています。余市蒸溜所では、本場の製法に学びながら日本での本格的なウイスキーづくりが進められていきました。今回紹介する言葉は、竹鶴氏の酒づくりへの情熱を象徴する言葉として広く紹介されています。

竹鶴政孝氏の言葉には、仕事に対する深い情熱がにじんでいます。彼にとってウイスキーづくりは、単なる職業ではなく、人生をかけて向き合う対象だったのかもしれません。
ウイスキーは長い年月をかけて熟成される酒です。蒸溜してすぐに完成するわけではなく、時間をかけて味わいが育っていきます。そのため、酒づくりには忍耐と継続的な努力が求められます。
竹鶴氏の言葉は、そうした長い道のりを支える原動力が「情熱」であることを示しているようにも感じられます。恋人に向けるような愛情を仕事に注ぐという表現は、困難や苦労を越えて取り組み続ける姿勢を象徴しているのではないでしょうか。
この言葉は、竹鶴政孝氏の酒づくりへの深い愛情と、情熱を持って仕事に向き合う姿勢を象徴していると言えるでしょう。
長く続ける仕事ほど、思い通りにいかない場面や苦労する場面は少なくありません。しかし竹鶴政孝氏の言葉は、仕事への向き合い方について大切なヒントを与えてくれます。
この言葉から学べることは、次の三つではないでしょうか。
① 好きという気持ちは継続の力になる
情熱を持てる仕事は、困難に直面しても続ける力になります。
② 時間をかけて価値は育つ
ウイスキーの熟成のように、長い時間の積み重ねが価値を生みます。
③ 仕事の意味は向き合い方で変わる
義務ではなく、大切なものとして向き合うことで、仕事はより豊かなものになります。
自分が情熱を注げるものに出会えたとき、仕事はただの作業ではなく、人生を形づくる大切な営みへと変わっていくのかもしれません。
言葉の力を纏って、さらなる挑戦へ。
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