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2024.07.20
読了時間目安
3分
起業をする際には、どのようなビジネスを展開するかというビジネスプランの明確化が必要となります。ビジネスの選択肢は多岐に渡るため、アイデアが思い浮かばない、どのように進めたら良いのかわからないと感じる方も少なくないでしょう。
起業アイデアを練る段階では、多角的な視点からアイデアを幅広く出し、それらを実現可能か、自身の起業目的に合致しているかといった観点でフィルタリングすることが重要です。以下に、ビジネスプランの検討において参考となるアプローチをいくつかみていきましょう。
最初に、シンプルに「自分に何ができるか」「何が得意か」を整理し、それらの強みを活かして何が実現できるか考えてみてください。また、自分の視点だけでは自身の強みに気づいていないこともあるので、同僚や友人の意見を取り入れるのも有効です。
仕事や日常生活で感じる「困りごと」「不便さ」「面倒さ」は、新しいビジネスアイデアのきっかけとなります。これらの「課題」を解決する解決策を考えることで、新しいビジネスモデルのインスピレーションを得ることができます。これらは普段の生活で日常的に起こることなのでメモをしておくと便利です。
こちらも、周囲の人々のプチストレス体験が日常的な会話に散見されるので参考にしましょう。
普段利用しているサービスにおいて、「どのようにしたらさらに便利になるか?」と考えるのは良いアプローチ方法になります。既存のサービスを改善したり、他のサービスと連携させることで、新たなサービスのアイデアが生まれる可能性があります。
国内外で成功しているビジネスの事例を参考にし、それらを起業のためにどのように活用できるか考えるのも一つの方法です。既存のビジネスモデルを適応させたり、新しいコンセプトと組み合わせたりすることで、新しいサービスを展開することも可能です。既存サービスと〇〇を掛け合わせると新サービスになるといった事です。
質より量の原則を保ちながら、多くのアイデアを無造作に出すことから始めましょう。制限無くアイデアを生み出すことで、予期せぬ方向からのインスピレーションを得ることができます。
異なるバックグラウンドや専門知識を持つ人々とのコミュニケーションを図ることで、新たな視点やアイデアを得ることができます。また、意見交換を通じて自分のアイデアをさらに洗練することも可能です。
紙やメモ、またはデジタルツールを使ってアイデアを書き出し、視覚化しましょう。それにより、アイデアの強化や組み合わせ、進化を促進することができます。
MindNode – Mind Map & Outline:マインドマップアプリ
Microsoft Whiteboard:複数人でリアルタイムに書き込めるホワイトボード
Lucidchart:図形制作を手軽にする作図アプリ
SNSでトレンドや意見をチェックし、関連するオンラインコミュニティに参加してアイデアを育てましょう。最新のニュースやトピックについて追求することで、新しいアイデアを生み出すヒントを得ることができます。
Google Trends:急上昇ワードやキーワード検索でトレンドを確認
関連イベントに参加し、業界のエキスパートや他の起業家と交流しましょう。人脈を築きながらアイデアを広げ、共有することで、更なるフィードバックと刺激を得ることができます。
ピッチイベントや異業種交流会など
良いアイデアを見つけたら、次はそれを実現可能なビジネスモデルに変換するステップに移ります。
類似商品やサービスを調査し、市場のニーズを理解しましょう。類似商品やサービスの口コミサイトなどが参考になります。
収益モデルを設計しましょう。どのチャネルでどのように販売して収入を得るか、戦略を練りましょう。可能であれば事業でマネタイズが出来るまでは、確実に生活を維持できるように本業や副業で所得がある状態で望む方が長くチャレンジできるでしょう。
競争環境を分析し、自社の強みを明確にします。ターゲット市場における訴求力や独自性を強化し、持続可能な競争力を築くために戦略をねりましょう。SWOT分析やクロスSWOT分析を行うとより思考が文章化されて整理できるのでおすすめです。
ビジネス運営に必要な資金を計画するために事業計画書を作成しましょう。そこで適切な売上計画と資金調達方法を検討します。財務計画の精緻化を通じて、ビジネスの健全な運営を確保します。このあたりから難易度もあがるのでビジネスのアドバイスを得られるとさらにブラッシュアップや知識が深まります。
事業計画書は下記でダウンロードできます。
起業の道は険しいもの。失敗を避け、成功へ導くためのポイントを押さえましょう。
起業が自分にとってどのような意義を持ち、どのような価値を提供するのかを明確にします。これは、モチベーションを保ち、方向性を確立する基盤となります。
リスクを考えてその対応策を検討します。可能であれば、スモールビジネスや副業から始めてリスクを低減し、徐々に事業を拡大していく戦略を検討しましょう。
初期の失敗は成長の種と捉え、継続的にPDCAを意識しながらチャレンジしましょう。
困った時は専門家に相談し、助言を得るとよいでしょう。また、業界の専門家や他の起業家とのネットワークを構築し、継続的なフィードバックと支援を受けましょう。
起業に関する専門家に相談する方法は多岐にわたります。オンラインプラットフォームや業界団体、地域のビジネスセンターを利用して、質の高いアドバイスと支援を受けましょう。
弊社では起業支援施設の運営や、起業支援サービスを行っており、コワーキングスペースでの起業家サポートや交流会、マッチング会、アクセラレーションプログラムなどを積極的に行っています。
また、自治体や企業、大学より、起業支援施設の運営など起業に関わる事業ではさまざまな産学官連携を行なっており、全国の拠点でサポートを行なっています。お近くの拠点がございましたらぜひ起業サポートを体験してみてください。
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