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東京コンテンツインキュベーションセンターでは、毎年コンテンツ~エンタメ系スタートアップの事業指針になる事を目的としたプロデュースセミナーを、年2回開催しています。今年度は映画業界の新時代を切り開くシネマベンチャーと、映画業界のイノベーションについて、考えるトークイベントを、企画しました。
【イベント背景】
映画制作の新たなイノベーションの動きが、今出てきています。
自社制作・自社配給の大手5社時代を経て、製作委員会方式が生まれた1990年代から現在まで、映画業界の構造改革はないままに、多様な配信時代に突入しています。
映画業界全体はアニメ作品の収益に頼る状況が続いており、実写では一部の作品を除いては、ドメスティックな市場で完結する状況が、長年継続しています。
そのような中でも、映像プラットフォームの多極化、制作資金調達方法の変化、参加プレイヤーの多様化、海外での日本作品高評価など、映画界を取り巻く環境に変化の兆しが見えています。
労働環境を監視する映適、映画戦略企画委員会など、政府発信の組織により、クリエイターエコノミーや、労働環境改善など、建設的な議論もスタートしています。
TCICでは、このような業界状況を鑑みつつ、映画ビジネスの未来に向けたイノベーションを考えるトークセッションを開催します。
登壇者には、長年日本映画界をけん引してきたプロデューサー、新たなステージにチャレンジするプロデューサー、ファイナンス・法律の専門家に、投資家を加え、フラットな視点でこれからの映画プロデュースの明日を見つめます。
【トークセッションテーマ】
『映画ビジネスの未来に向けたイノベーションを考える』
【3つのテーマをシンクロさせながら進行】
1.企画と作品の成立工程
2.公開フォーマットと収益構造
3.座組と資金調達
・質疑応答
【参加対象】
・主にコンテンツ分野の事業で創業間もない方で事業拡大を考えている方
・主にコンテンツ分野の事業で創業を考えている方
【こんな方におすすめ】
・映画配給・配信事業社
・配信プラットフォーマー
・製作委員会
・製作プロダクション
・映画クリエイター
・ライセンス販売会社
【申込み締切り】
2025年1月24日(金)12:00まで
K2 Pictures 代表取締役CEO
紀伊 宗之 氏
[経歴]
東映映画興行入社後、広島、大阪での劇場勤務を経て、会社設立直後の株式会社ティ・ジョイへ出向し、シネコンチェーンの立ち上げに従事。
T・ジョイ大泉(現:T・ジョイSEIBU大泉)や広島バルト11等の劇場支配人を務めた後、新宿バルト9の開業に携わり、同社エンタテイメント事業部へ異動。映画興行、映画配給、企画、製作として『春との旅』(10)、『放課後ミッドナイターズ』(12)、『佐賀のがばいばあちゃん』(06)、『009 RE:CYBORG』(12)、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』(12)を担当。新宿バルト9におけるアニメーション作品の編成・ラインナップを積極的に行うとともに、国内初のライブビューイングビジネスを立ち上げ、「劇団☆新感線」などの「ゲキシネ」の事業化にかかわる。その中で、アジアへの直接配給など海外展開も積極的に推進。
2014年東映株式会社映画企画部へ異動。ホラー映画『犬鳴村』シリーズ(19〜、清水崇監督)、任侠映画『孤狼の血』シリーズ(18・21、白石和彌監督)、『初恋』(20、三池崇史監督、カンヌ映画祭「ある視点部門」ノミネート)、『リップヴァンウィンクルの花嫁』『キリエのうた』(16・23、岩井俊二監督)、『リボルバー・リリー』(23、行定勲監督)といった実写作品の企画・プロデュースとともに、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』(21、庵野秀明監督)の配給担当として同作の興行収入100億円突破に貢献するほか、『シン・仮面ライダー』(23、庵野秀明監督)を企画・プロデュースした。
2023年4月東映株式会社映画企画部ヘッドプロデューサーとして退職。同年、新たな形の映画製作を目指して、K2Picturesを創業。
株式会社NOTHING NEW 代表
林 健太郎 氏
[経歴]
NOTHING NEW 代表・プロデューサー 2022年に映画レーベルNOTHING NEWを設立。新鋭の作家と共にオリジナルの映画作品を製作し、宣伝・配給・海外展開までを少数チームで一気通貫で行う。2023年に初製作した短編ホラー作品集『NN4444』はサンフランシスコ国際映画祭、ロッテルダム国際映画祭をはじめとする12カ国以上の国際映画祭に入選。現在は長編アニメーションや実写ホラーを中心に新作を準備中。
西村あさひ法律事務所・外国法共同事業 弁護士
本柳 祐介 氏
[経歴]
投資ファンド及びアセット・マネジメント、資本市場における資金調達、金融商品市場の取引規制、金融業関係規制などを中心に手がける。近時ではブロックチェーン・トークン関連ビジネスへの関与も多くなっている。主な著作に「わかるファンド契約」(金融財政事情研究会、2023年)、「金融商品取引業のコンプライアンスQ&A」(商事法務、2022年)、「ファンドビジネスの法務(第4版)」(共著、金融財政事情研究会、2022年)、「ファンド契約の実務Q&A(第3版)」(商事法務、2021年)、「STOの法務と実務Q&A」(商事法務、2020年)他多数。
ビズアドバイザーズ株式会社
ビズアドバイザーズ税理士事務所
代表取締役 公認会計士・税理士
上住 敬一 氏
[経歴]
現PwC税理士法人に就職、1997年からPwC Los Angeles事務所に勤務。2000年から香港のレコード会社のIPOに従事した後、ビズアドバイザーズ(株)を設立し代表に就任。クロスボーダーのコンテンツファイナンスを得意とする。
Incubate Fund 事業開発アナリスト
竹之 内結斗 氏
[経歴]
2023年4月から創業前、シード期に特化したファンド「インキュベイトファンド」にて事業開発アナリストとして参画。新規投資担当として起業家の資金調達の支援を担当。学生時代はSAP Concurにてインサイドセールスに従事。早稲田大学人間科学部卒業。
【ファシリテーター】
東京コンテンツインキュベーションセンター
シニアインキュベーション マネージャー
川野 正雄 氏
[経歴]
広告代理店2社を経て、2004年から飲食/ウェディングの上場ベンチャー企業子会社社長を務める。2006年より角川映画(現KADOKAWA)に在籍。海外事業、版権事業、企画制作、経営戦略、香港子会社などの責任者。
2020年より東京コンテンツインキュベーションセンターのインキュベーションマネージャー。2022年より明治ビジネスチャレンジプログラム・ディレクター。2024年より東京都コンテンツ産業海外展開支援“Into Global”プログラム・マネージャー。
東京コンテンツインキュベーションセンター 運営事務局
〒164-0013
東京都中野区弥生町2-41-17
営業時間:9:00~17:30
TEL:03-3383-4616
FAX:03-3868-0402
URL:https://tcic.metro.tokyo.lg.jp/
開催日時
2025.01.24 17:30~20:00
参加費
無料
形式
現地(TOKYO VENTURE CAPITAL HUB(麻布台ヒルズ)/東京都港区虎ノ門5-9-1 麻布台ヒルズガーデンプラザ B307号室)
定員
80名(先着)
主催
東京コンテンツインキュベーションセンター(TCIC)