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2025.08.01
読了時間目安
4分
起業やスタートアップの立ち上げ時には、限られたリソースを最大限に活用することが成功の鍵となります。特に初期コストを抑えながら効率的に事業を進めるためには、無料で使えるITツールやサービスの活用が欠かせません。この記事では、事業計画から経理、コミュニケーション、マーケティング、ウェブサイト制作、そして話題のAIツールまで、まで、起業家やパートタイム起業家にもおすすめの無料ツール・サービスをジャンル別にご紹介します。
※この記事は2025年6月時点の情報をもとに執筆しています。各サービスの最新情報は公式サイト等でご確認ください。
起業初期は「できるだけコストをかけずに始めたい」と考える方が多いでしょう。無料ツールはその強い味方ですが、使い方や選び方にはコツもあります。
メリット
・初期投資を抑えられる
・業務効率化やDX推進がしやすい
・使いながら有料プランへの移行も検討できる
注意点
・無料プランは機能や容量に制限がある場合が多い
・サポートやセキュリティ面は有料サービスに劣ることも
・事業が成長したら早めの有料プラン検討も視野に
無料ツールは「まずは試してみる」「必要に応じてアップグレードする」という柔軟な姿勢で活用しましょう。
それでは、ジャンル別に無料ツールやサービスをご紹介していきます。
ドリームゲート事業計画書作成ツール
質問に答えるだけで事業計画書が作成できて、初心者にもおすすめです。日本政策金融公庫のフォーマットに対応しています。
freee開業
開業届などの開業書類を簡単に作ることができる無料サービスです。
freee会計(無料プランあり)
銀行口座やクレジットカードと連携して自動で帳簿を作成してくれます。
クラウド請求書作成ソフトMisoca
請求書作成が月10枚まで無料で発行できます。
HRMOS勤怠
勤怠管理やシフト作成ができるクラウドサービスです。無料プランもあります。
Trello
直感的なボード型のタスク管理ツールです。プロジェクトの進捗を可視化しやすいです。
Todoist
シンプルなタスク管理アプリです。個人・チームどちらにも対応しています。
Asana
プロジェクト・タスク管理が強みです。無料プランで基本機能が利用可能です。
Slack
チームチャットの定番ツールです。無料でも十分な機能が使え、外部サービスとの連携も豊富。
Zoom
オンライン会議やウェビナー開催の定番ツールです。
Google Meet
こちらもオンライン会議によく利用されています。GoogleアカウントがあればGoogle Meetも無料で利用可能です。
Eight
名刺管理アプリです。無料プランでも名刺データ化や検索が可能です。
Google Drive/Docs/Sheets/Slides
文書作成、表計算、プレゼン資料作成、ファイル共有まで無料で利用可能です。
Dropbox
クラウドストレージの定番ツールです。無料プランでも一定容量が使えます。
ホームページ作成:Wix/ペライチ/STUDIO
上記の各サービスはコーディング不要でホームページやランディングページを無料作成できます。
ネットショップ作成:BASE/STORES
無料でネットショップを開設できます。決済や在庫管理も簡単です。
ネットショップ作成:Shopify(無料トライアル)
多言語対応や海外販売にも強いことが特徴のネットショップ作成サービスです。まずは無料トライアルで試すことができます。
Canva
デザイン初心者でもSNS画像やチラシ、名刺などを無料で作成可能です。
HubSpot CRM
顧客管理や営業支援ができる無料CRMツールです。
Google Analytics
ウェブサイトのアクセス解析に必須。無料で高度な分析ができます。
SNS(Instagram/X/Facebook/LinkedIn等)
有料のSNS広告を利用する選択肢もありますが、無料でも集客・ブランディング・顧客対応に活用することは可能です。
ChatGPT/Bing Chat/Google Gemini
文章作成、アイデア出し、メール文案など幅広く活用可能です。
・メールやブログ文章のドラフト作成
・マーケティング案のブレスト
・ 法人登記や補助金申請の下調べサポート
AI-OCRツール:Microsoft OneNote/Google Drive
OCRツールを利用すると、紙文書のデジタル化や、スキャン文書の編集が簡単に実現できます。
Googleカレンダー/Outlookカレンダー
チームでの予定共有やリマインダー設定ができます。
ご紹介した数々のツールは、無料とは思えない優れたものばかりです。ぜひ、皆様のビジネスに活用してみてください。活用のポイントをまとめてお伝えします。
無料トライアルや無料枠を上手に活用
まずは無料プランで使い勝手や機能を確認し、必要に応じて有料プランへ移行しましょう。事業規模や業務内容が拡大したら、より高度な機能やサポートが必要になる場合があるからです。
セキュリティやデータ管理の注意
重要データはバックアップを取り、無料サービスのサポート範囲も確認しておきましょう。
複数ツールの連携で業務効率化
SlackとGoogle Drive、TrelloとGoogleカレンダーなど、API連携やZapierなどの自動化サービスも活用しましょう。
よくある質問と回答をご紹介します。
Q. 無料ツールだけで起業しても大丈夫?
A. 多くの業務は無料ツールで対応できる場合が多いですが、セキュリティやサポート、データ容量などに限界があるため、事業内容に応じて検討し、事業拡大時は有料サービスも検討しましょう。
Q. セキュリティやデータのバックアップは?
A. 無料ツールはサポートやバックアップ体制が限定的な場合も多いので、重要データは定期的にローカル保存やクラウドの複数サービスでバックアップを。
Q. サポート体制や日本語対応の有無は?
A. 海外製ツールは日本語サポートがない場合もあるため、導入前に確認しましょう。国産サービスはサポートが手厚い傾向があります。
Q. 無料ツールの乗り換えタイミングは?
A. 業務量やチーム規模が増え、無料枠や機能に不便を感じたら乗り換えや有料プランへの移行を検討しましょう。
起業時は無料ツールを賢く活用することで、コストを抑えつつ業務効率化やDX推進が可能です。事業計画、会計、コミュニケーション、Web制作、マーケティング、AI活用まで、幅広い分野で無料サービスが充実しています。
まずは無料で始めて、事業の成長に応じて必要な機能やサポートを追加していくのが現代のスマートな起業スタイルです。信頼できるツールやサービスを上手に使いこなし、あなたのビジネスを着実に成長させていきましょう!
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