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2025.02.25
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様々な会社のリーダーや創業者の半生を追いかけて心躍らせる「創業者オタク すずきすい氏」に、多様な創業者たちの名言を紹介いただきました。今回は、挑戦者にとって強力な指針となる本田宗一郎氏:本田技研工業創業者の言葉です。
本田宗一郎氏は1906年、静岡県にて鍛冶屋の家庭に生まれました。裕福ではないものの、自由でのびのびとした環境で育ちました。父からは几帳面さや他者への配慮を学びつつも、彼は幼少期から機械いじりに夢中でした。時にはいたずら好きな一面も見せ、金魚にエナメルを塗るなどの奇想天外な行動も…。そんな彼の人生を大きく変えたのは、初めて目にした自動車でした。その黒く輝くセダンの排気の臭いやエンジン音に感動し、「こんな車をつくりたい」という夢を抱きます。このように、幼少期から機械や新しいものへの強い興味を持ち、それを追求する姿勢は、後の自動車産業における成功の原点となったのです。
本田宗一郎氏の哲学は、「好きなことをとことん極めていく」ことにあります。キーワードは「とことん」です。好きなことをただやっていればいいというわけではありません。それは趣味にとどまることでしょう。
本田氏は、この言葉以外に、普段から口にしていたことがあります。それは、世のため人のため、自分たちが何かできることはないか、ということです。つまり、彼の夢の始まりは、「自身の好きなこと」ですが、その自分の好きな分野・領域において、より多くの人や社会が笑顔になるモノやコトはなんなのか、試行錯誤を繰り返したわけです。いくつもの失敗を経て、現在の「世界のHONDA」があるわけですが、その失敗の数こそが、まさに好きなことをとことん追求した証に他なりません。
本田宗一郎氏の言葉は、「好きなことを突き詰めることが、人を成長させ、社会を豊かにする」という普遍的なメッセージを私たちに伝えています。挑戦の道では、迷いや苦難がつきものですが、好きなことを軸にすることで、その困難をもろともせず立ち上がり続ける原動力となるのです。
この名言から学べるポイントは以下の3点です:
・好きなことを軸にして行動することで最大の能力を発揮できる
・好きなことに打ち込む姿勢が周囲を巻き込み、共感を生む
・好きなことを通じて社会に貢献することで、長期的な成功が得られる
これから挑戦を始める方にとって、この言葉は好きなことを追求し、それを行動に移す重要性を教えてくれます。人生の時間を、真にやりたいことに使いましょう。そして、それが誰かの役に立つ未来を信じて歩みを進めてください。言葉の力を纏って、さらなる挑戦へ。
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